コナン(新一)の幼馴染で物語のヒロインでもある毛利蘭。
角をいじられたり、空手で電柱や車を破壊したり、新一や小五郎には憎まれ口を叩いたりと、激しい一面が多い蘭ですが、ヒロインらしく、強くて優しい心を見せる場面がたびたび登場します。
そんな毛利蘭の魅力あふれる性格についてまとめてみました。
コナンのヒロイン毛利蘭
帝丹高校空手部の女主将
都大会で優勝した実績を持つほどの腕前。
その破壊力はもはや空手の域を超えており、襲い掛かってくる犯人にすら同情してしまう。
料理上手で家庭的
強いだけでなく、女性らしい一面もある。
だらしない父・毛利小五郎に愛想をつかし別居中である母・妃絵里の代わりに料理や掃除など、けなげに家事をこなす。こんな父親だったらグレてもおかしくないのに。
新一の家の掃除まで定期的に行っている。いつも園子が道連れだが。
今どきの女子高生と言うよりは質素で堅実で、将来いい嫁になること間違いなし。新一よかったね。
くじ運が異常
商店街の福引を異常な確率で引き当て頻繁にお食事券や旅行券をゲットしているうらやましすぎる体質。
堅実で謙虚な蘭に神(AOYAMA)がこの強運を授けたのだろうか。
ちなみに麻雀などの賭け事にも運の良さを発揮している。
平和そうな蘭ねーちゃん見てるとほっとするわ…
どんな人にも好かれる性格
園子との関係
幼馴染で親友の園子とは憎まれ口もたたける間柄。
金欠で遊びに行けないと言う蘭に「金持ちの園子に借りればいい」と言われた時は「私は園子と一生友達でいたいから」と否定した。見た目よりも友情は深いようである。
何でも言い合える蘭と園子の友情関係は本物な感じがしていいですね。
和葉との関係
和葉は平次と蘭にやきもちを焼き最初は蘭に冷たかったが、蘭の優しい人間性を知ってからは異常なまでに仲がいい。
平次と蘭の服が似ていたことからペアルックを疑いやきもちをやく和葉。そんな和葉を察し人通りの多い車の中にもかかわらず買ったばかりの服に着替えだす蘭。
そんな蘭に「あんた、ええ子やなぁ…」と蘭の優しさを感じる和葉。
見た目もかわいくてモテるようでやっかまれることも多い蘭だが、彼女のにじみでる優しい内面は誰の心も溶かしてしまう。
蘭だけガラケーを使う理由
キャラクターたちのケータイがどんどんスマホになっていくなか、蘭だけはガラケーを使っている。これは新一と行った水族館で小五郎に買ってもらったケータイを壊されてしまい、新しいものを買ってくれると新一と約束していた。その後、新一が幼児化してコナンになってから、新一がセーターのお返しもかねてあの時約束したケータイを蘭にプレゼントしたもの。
蘭にとっては新一からもらった大切なケータイ。だから時代遅れのガラケーでも安易にスマホには変えられないのだ。蘭の一途な性格があらわれた描写。
マンガでは時系列はバラバラで物語がつながっているのも読み応えがあり面白い、青山先生のキャラクターの性格を細かに描写する心意気も最高。
そして毛利蘭の最大の魅力とは
それは自らが犠牲になってまでも人を助けようとする「究極の善意」を持った人間ということ。
ベルモットに殺されそうになった灰原をとっさにかばう蘭。恐怖で体が震えながらも必死に盾となる蘭の姿に灰原は自分の姉を重ねる。
そして蘭の強さと、どんな人間も受け入れようとする底知れぬ優しさに、閉ざしていた心を開いていくのである。
どんなに善意を持った人間であっても他人のために命を張れる人間はそうそういないだろう。蘭にはその心が生まれながらに備わっている。
コナンが洞窟で撃たれ手術をしたとき
蘭に正体がバレていると確信したコナン。
「人の苦労をしょいこんで、自分の事のように心配して泣いちまうお人よしに、んなこと言えるわけねーだろ」
新一は組織から蘭を守るためだけでなく、蘭のこのような性格を知っているから正体を明かせないという理由もあった。
工藤新一NYの事件
蘭はNYの舞台女優を落ちてきた甲冑から間一髪助け出す。
しかしその女優はその後起こった殺人事件の犯人だった。
女優は捕まったが、連行されるとき、蘭にこう言い残した。
「ありがとう、エンジェル。
おかげで想いがとげられたわ」
自分のせいで殺人が起きてしまったと落ち込む蘭。
新一にも心配されるが、
「英語が早くて聞き取れなかった」
とごまかした。
心配をかけないようにと弱さを見せない蘭のさりげない優しさは物語の随所で見られる。
その後、蘭は通り魔(シャロン=ベルモット)と遭遇し、殺されそうになったにも関わらずとっさにベルモットを助ける。この出来事をきっかけに蘭はベルモットから「エンジェル」「宝物」と言われるほど彼女の心を動かした。
その後も灰原を殺そうとしたベルモットだが、その灰原をかばう蘭を殺すことはできなかった。組織の幹部として容易く殺人を犯してきたであろうベルモットが蘭を殺せなかったのは、それほどまでに蘭の人間性がベルモットの心を貫いたからであろう。
蘭と新一が惹かれあう理由
「わけなんているのかよ?人が人を殺す動機なんて知ったこっちゃねーが、
人が人を助ける理由に、論理的な思考は存在しねーだろ?」
自分が助けた人間が殺人を犯したことで自らを責める蘭。しかしこの新一の一言で自分のしたことは間違いではなかったと気づき救われる。
そしてこの一言をきっかけに蘭は新一を意識するようになるのである。
互いに人としての在り方が似ている2人。ただ幼馴染だからとか、かわいいからとか、それだけではない、同じ価値観を持つ二人が惹かれあうのは当然の事かもしれない。
ヒロインである蘭の魅力はまだまだたくさんありますが、今回は印象的だった場面をまとめさせていただきました。蘭と新一の関係も進展があり、今後も目が離せません。
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