【アリアナグランデ】テロに屈しなかった彼女がマンチェスター事件の本音を語る【新曲に隠された意味とは】

世界中を魅了する若き歌姫、アリアナグランデ。

2017年5月22日。イギリス マンチェスターにおいて、自身のコンサート会場にて起きてしまった非道な無差別テロ爆破事件。

アリアナが世界ツアー公演を行った直後のコンサート会場で、無差別テロ爆破事件が発生、死者23名、負傷者50名以上、幼い子供を含むたくさんの罪なき尊い命が犠牲となった。

 

「テロには屈しない」アリアナグランデが世界をひとつにする

事件の被害者である彼女だが、事件が起きた現場が自身の開催したライブ会場だったことにショックと言いようのない責任があったことだろう。

本来ならば感じる必要のない自責の念、今後の音楽活動、ライブ開催の有無についても言いようのない恐怖があったに違いない。

 

それでも彼女は「テロには屈しない」という意思を事件後、2017年6月4日、5万人を集めたチャリティコンサートを開催することで世界中に発信してみせた。

 

このアリアナグランデの行動に、世界のトップアーティストたちもひとつになった。

慈善コンサートには、

ジャスティン・ビーバー

ケイティ・ペリー

マイリー・サイラス

コールドプレイ

元オアシス、リアム・ギャラガー

ら、他にも超有名アーティストたちが彼女の勇気ある行動に共鳴し、マンチェスターに集結した。

 

テロの危険を顧みず5万人の観客と有名アーティストが彼女を支持

 

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このチャリティコンサートは悪く言えば「テロリストへの挑戦状」ともとられてしまう可能性があり、もしかしたら「また犠牲者が出るかもしれない」という恐怖と隣り合わせだったことだろう。

しかしアリアナグランデの強い信念は多くの観客や仲間たちを共鳴させた。

 

彼女が事件のわずか4日後にInstagramにて発したメッセージ。

 

We will not quit or operate in fear.
私たちは恐怖によって投げ出したり、操作されることはありません。

We won’t let this divide us.
私たちはこれ(今回のテロ)により分裂させられることはありません。

We won’t let hate win.
私たちは憎しみを勝たせることはありません。

Our response to this violence must be to come closer together, to help each other, to love more, to sing louder and to live more kindly and generously than we did before.

今回の暴力(テロ)に対する私たちの返答は、これまで以上に、互いに親密になり、ともに助け合い、より愛し合い、より声高く歌い、そしてより寛大に思いやりをもって生きることです。

 

憎しみの連鎖は起こさせない、私たちはお互いを助け合い、音楽によって世界中の愛と平和を願い、音楽によってそれが出来ることを証明してみせる。

そんなメッセージが伝わる彼女の行動に、涙を流したものも少なくはないだろう。私もそのひとりである。

若干23歳の彼女が、ここまで高い精神性を持ち合わせていること、

音楽によって世界はひとつにできるという信念を掲げていること、

そしてそれを世界に発信することのできるトップアーティストだということ、

 

人間が最終的に行きつくべき場所、「世界平和」を信じる彼女の信念が、ものすごいエネルギーを放ち、人々を惹きつけているように見えてならなかった。

だからこそ、ライブに参加した観客も、アリアナに共鳴したアーティストたちも、危険をかえりみず、あの場所に立ったに違いない。間違いなく、人々が「ひとつ」になった瞬間だった。

 

子供たちを見舞うアリアナグランデ

アリアナはライブ前、犠牲者の家族や負傷した子供たちのところを訪れている。犠牲者の家族にはアリアナ自ら葬儀費用の負担を申し出た。

 

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アリアナグランデが事件後初めて語る今の想いとは

彼女はインタビューにて事件後初めて自分の気持ちを語った。

 

「音楽とは本来、世界中で一番安全なものであるべき」

「だからこそ、今も毎日、私の心にそれが重くのしかかっているんだと思う」

「私に改善できることが、もっとあったらいいのにと思う」

「時間が経つにつれ、こういったことはもっと語りやすくなるだろうとか、折り合いが付けられるようになるとか、一般的には思われているでしょ」

「でも私は毎日、そういった安らかな気持ちが訪れるのを待っているけれど、まだとても辛くて苦しくて」

 

勇気ある行動の裏に隠された、消えることのない傷跡。

この事件が彼女に与えた影響は計り知れないほど重い。

 

テロから1年、追悼の意味を込めたタトゥー

事件から1年が経った2018年5月、アリアナグランデは自身のSNSに追悼の意味を込めた「Forever(永遠に)」というメッセージと共に写真を公開した。

 

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アリアナグランデは事件の起きた22日の現地時間に、英国・マンチェスター市民のシンボル・蜂のマークをタトゥーとして身体に刻み、Instagramに写真をアップするとともにこんなメッセージを残している。

「私は今日、そして毎日、皆さんのことを考えています。

 皆さんのことを全身全霊で愛すると同時に、

 今日というこの深く考えさせられる日に、

 皆さんに光と温もりを送ります。」

 

罪なき命を奪われた人々への追悼の言葉と同時に、今でもアリアナの心に深く刻まれた忘れられない傷跡が影を覗かせる。

 

蜂のタトゥーが意味するものとは?

蜂のモチーフは、18世紀、マンチェスター市民が「知恵を持ち寄り、協力し合う」という意味を込め、街のシンボルとしてつけたもの。2017年の爆破テロ事件以降、犠牲者たちの追悼の意味を込め、タトゥーとして身体に刻む者たちが続出した。

 

アリアナは2018年4月にリリースした楽曲「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」のMVにも1匹の蜂を登場させ、ひそかに被害者たちを追悼している。


MVの最後のシーンに紛れ込んだ「蜂」。©Youtube VEVO/ Ariana Grande

この「蜂」の意味に気づいたファンやマンチェスターの市民からは、アリアナの想いに「心を打たれた」「思わず涙した」との声が相次いでいる。

 

アリアナグランデ新曲に隠された想い

新曲のタイトル「No Tears Left To Cry」は「もう流す涙は残っていない」という意味。

歌詞の内容も、

「私たちはそこから抜け出したんだから」

「元気になってきたわ」

など自身と残された者たちに、苦しみを共に乗り越えようという前向きなメッセージが見て取れる。

 

 

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それとともに、憎しみにとらわれる者たちへは、

「ヘイト(嫌い)に関わっている暇はないの」

「それでもみんなが大好きなの」

と憎しみより楽しむこと、どんな人でも愛することを伝えているように聞こえる。

 

そして苦しみを乗り越えたかのような歌詞とは裏腹に、切なく深い悲しみが溢れる曲調に彼女の葛藤が伺える。

いつの日か、彼女の心が「愛と平穏」に満ちあふれるようにに願わずにはいられない。

 

 

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アリアナグランデは次世代を担う本物のアーティスト

エンターテイメント、音楽の世界で圧倒的な歌唱力とカリスマ性で人気を博すアリアナグランデ。

それとは別に、ひとりの人間として、人の心の痛みが分かる慈しみの心と、非道な行為にも屈しない強い精神、それを発信していく行動力と影響力、音楽で世界を救おうとする彼女の魂に、人々は心を打たれる。

それらが世界中で愛されるアリアナグランデの本当の魅力ではないだろうか。

 

 


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